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[14]前例がない外資の会社で、初めて産休育休を取得するまでの体験談Vol.2

会社ではじめて育休・産休をとった経験を語ってしまいます(後編)

前編では妊娠前と出産後のキャリアへの考え方の違いや、実際体験してみてどのように変わったのか、何を意識したのかについて紹介しました。今回の後編では実際の手続きや社内で事務的な手続きや産休・育休の制度が整うまでの体験を紹介します。

このブログは以下のポッドキャスト「ころラジ」と連動しています。

こちらは夫婦で語っておりますので、時間がある方はこちらも聞いてみてください。よりリアルに話しが聞けると思います・・・。

余白っていいものだと思いますよ!by papa

余白っていいものだと思いますよ!by papa

当時の状況

【会社】

  • 当時20数名の外資系の中小企業
  • 女性と男性の比率が8対2くらい
  • 女性は多かったですが、結婚している人は少なく、子どもがいる女性社員は一人(彼女は秘書・人事を担当する事務職です)
  • 女性は30代が多く、20代は少なく、40代は管理職の方が多い
  • 社長は外国人
  • 会社は毎年業績を上げており、人の数も増えていました
  • 新卒採用は行っていなく、大学卒業後すぐに入社した方は皆インターン上がり

【わたし】

  • 半年間のインターンを得て、入社2年目。昇進を目指して毎晩遅くまでがんばる日々
  • 上司は30才後半〜40才くらいの日本人の女性

※結果的に二回産休・育休を取得し、この会社で6年ほどお世話になりました。

後編:会社ではじめて育休・産休の制度をお願いして、利用するまでの話

会社的には海外の企業が日本進出して2年経った頃でしたので、社内としても「バリバリ働くぞー」という雰囲気があり、それぞれが深夜遅くまで働いていました。

最初の妊娠の報告

まず、メールで上司に報告。内容は次のことを書きました。

  • 仕事を継続する意思があること
  • 出産予定日
  • 産休・育休の希望期間

(予定日から計算します ※育休は一年を目安に保育園に入園後としました)

制度がなくて大変だったこと

時差通勤をなかなか容認してもらえなかった

【時差通勤とは】妊娠中、通勤時の混雑がつわりの悪化・流産の危険性を高める可能性がある場合に、出勤時間を混雑時と重ならないよう配慮すること。

妊娠初期、つわりで匂いに敏感な頃、満員電車がどうしても気持ち悪く、時差通勤を申し出ました。しかし、上司は会社にフッレクスタイム制度を導入していないため、業務時間を変更することは難しいとのこと。

結果的には、就業時間を1時間早め、その分1時間早く帰ることに。

厚生労働省の「母性健康管理の措置」では以下のように書かれています。法的には、時差通勤や休憩への特別な配慮は、健康検査や医者からの書類等がなければならないことが分かります。私はそこまで体調が悪くなることはなかったので、会社に考慮してもらえてラッキーでした。

(2)指導事項を守ることができるようにするための措置(法第13条)
妊娠中及び出産後の女性労働者が、健康診査等を受け、医師等から指導を受けた場合は、その女性労働者が受けた指導を守ることができるようにするために、事業主は勤務時間の変更、勤務の軽減等必要な措置を講じなければなりません。

※ 指導事項を守ることができるようにするための措置
○ 妊娠中の通勤緩和(時差通勤、勤務時間の短縮等の措置)
○ 妊娠中の休憩に関する措置(休憩時間の延長、休憩回数の増加等の措置)
○ 妊娠中又は出産後の症状等に対応する措置(作業の制限、休業等の措置)

「パフォーマンスが悪くなった」と評価が下がる

これまでにも書いたように、私が勤めていた会社は残業が当たり前の会社で、特に若い社員は夜遅くまで働くことが多くありました。

ですが、妊娠を機に残業を減らすなどの措置をしてもらったものの、評価が下がったようで、上司からこのようなメールのやりとりがありました(汗)

上司:「前ほどパフォーマンスが出ていないと周囲から言われています。今まで通りに今後も働けるんですか?」
私:「(正直に)たしかに以前と比較すると体調の悪い日がありますが、自分なりにはその中で頑張っているつもりです」
上司:「周りの妊婦の人に聞くと、前と変わらず働いている人が多いのでどうなのか聞きました」

このような嫌みっぽい連絡があった後、経理や法務を管轄している事務の方から「上司の言うことは気にせず、会社的には身体の健康が第一なので何かあれば言ってください」とメールがありました。どうやら裏でメールをチェックしていたようです。

そして、切迫早産気味と診斷されていたため、この事務の方と相談し、予定よりも早めに産休に入ることになりました。

学んだこと

報告と制度の取り決めは担当者ごとに

妊娠後の体調、特につわりは人によって大きな個人差があります。出産する直前まで仕事をバリバリこなす人もいれば、妊娠初期から重いつわりで動けなくなるほど体調が悪くなる人もいます。

ちなみに、「ころラジ」で紹介しているブログはこの方のブログです。妊娠後もバリバリ働く予定が、初期から具合が悪くなりその後出産〜育児をしながら仕事をする様子を具体的に書かれていて、つわりや幼い子がいて仕事をする状況がよく分からない人にはとても参考になると思います!

私の場合はなかなか上司とうまく話しが進められず、お互いの主張を言い合っているような状況でしたが、もしかすると話す相手が間違ってたかもしません。お互い法律や妊婦さんの体調について分からないもの同士が話し合っていたのが、ゴタゴタの原因の一つだったかもしれません。

そのため、最初の妊娠の報告は上司、次に制度の話は法務を担当されている方をお勧めします。

権利の主張は難しい

今回感じたのは、権利を主張することはとても難しいということです。

本来ならば会社側が労働基準や制度を管理していますが、今回は初めてのケースで何もないところから始めたため、こちら(従業員)側から要望を主張しなくてはなりませんでした。これがとっても言いづらい。。

その時に役立ったのが法律ですね。確固たるものがある意味が初めて分かりました。

厚生労働省のサイトにこの法律で定められている基準が書かれています。
「働く女性の母性健康管理措置、母性保護規定について」こちらに良くニュースで見聞きする、「妊娠が理由の解雇はできない」など妊娠と出産・出産後の企業の対応について書かれています。

さいごに

私が勤めていた会社では、その後同じように産休・育休取得後に戻ってくる方が数名いました。

初めての妊娠で、会社の制度もなかったため手探りの状況で進めていたため、ときには精神的にも辛い日がありましたが、こうやって制度は作られいくんだなと身を持って体験できたのは貴重だったと思います。

特に印象的だったのは、世の中はこういう細かいことの積み重ねでできあがっていくんだなと実感したこと。そして、社会では育休切りや妊娠後の解雇など色々な問題がある中、初めてのケースで試行錯誤はあったものの、きちんと制度を作り上げそれに従って社員の休みや働きかたを考慮してくれる会社に勤められてよかったと感じられたことでした。倫理が通った会社であったことが初めてそのとき分かったので^^:

また、こうした話し合いはあくまでもお互い人間同士なので、法律を盾に主張しますが、傲慢にではなく、最低限の主張をやんわーりと伝えていく、そのさじ加減がとっても難しかったです。

復帰後の働きかた

無事、育休をとったあとの働き方についてはこちらの記事でも紹介しています。

結果的には時短制度も取得できたおかげで、帰宅後に子どもとの時間も確保でき、仕事も効率的にこなすことができるようになったので満足しています。

もし今妊娠が発覚し、会社で苦労されている方がいらっしゃったら是非参考にしてもらえればと思います。応援してます!

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Author: mama

名前:Mariko Nishikawa 仕事:PR会社に勤務で現在二人目の子どもの育休期間を終えて、2013年4月頃から職場に復帰復帰しました!

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