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情報まとめ:「熱性けいれん」について、小さい子を持つ親はもっとよく知っておこう。

この記事では、

  • 熱性けいれんとは何か
  • どういう状況で起きるのか、原因
  • 子ども・赤ちゃんへの影響、てんかんとの関係、単純型と複合型について
  • 対処法(応急処置と観察)
  • 予防接種との関係について
  • 厚生労働省や医師のブログ、体験記ブログ

について調べたことをまとめています。

熱性けいれん」「熱性痙攣」などで検索して来ている方が多い記事で、みなさんドキドキしているとは思いますがまずは落ち着いて、いろいろな情報に触れてください。

うちのケース

熱が出始めて1日目、「熱性けいれん」という発作が起きました。体を震わせながら、意識を失い、呼吸ができない状態になってしまい、もしかしたら死んでしまうかもしれないと、とてもびっくりしました。

救急車を呼んで、治療をしてもらい、その後、病院で話を聞いたり、いろいろな情報をインターネットで調べてみて安心しましたが、脳に障がいが残るのではないか、これはいったい何なのだろうと、病名やその詳細が分かるまでは本当に不安でした。声をかけても反応がない、というのは恐ろしい体験でした。

調べてみると、かなり多くの子どもに起こり得ることのようです。また、大半の子どもにとってはその後に影響もなく、ある程度安心して良いことが分かりました。

その割にはあらかじめ症状や原因、対処法についての情報に触れる機会がなかったことから、とても怖い思いをしましたし、間違った対処をとってしまったこともありますので、情報をまとめてみます。

素人のまとめですので、参考にとどめていただいて、かかりつけのお医者さんや書籍などにあたってみることをおすすめします。

熱性けいれんとは?

まずは、熱性けいれんについて、分かりやすかった各ページからの引用をします。

主に6カ月から5歳くらいまでの乳幼児で38℃以上の発熱に伴って起きるけいれん性疾患を熱性けいれんと呼びます。脳炎や髄膜炎などの中枢神経系 感染症、代謝異常症、その他明らかなけいれんの原因疾患があるものは除きます。熱性けいれんは非常に頻度の高い病気で、日本人の有病率は7~9%といわれ ています。なぜこの時期の子どもに熱性けいれんが起きやすいのかはよくわかっていませんが、発達過程の脳が発熱のストレスに弱いためと考えられています。 またこの病気は遺伝しやすく、両親のどちらかに熱性けいれんの既往があったり、兄弟に熱性けいれんがあると同様の病気が起こりやすくなります。

引用元:熱性けいれん 家庭の医学 – Yahoo!ヘルスケア

乳幼児が熱をだしたときに、いっしょにおきるけいれんのことを言います。急に、手足がピーンと強くこわばること(強直性けいれん)が多いのですが、 同時に、目はあらぬ方に向いて、口からあわをふき、呼吸を止めてしまいます。次第に唇や顔の色が紫色にかわってきます(チアノーゼ)。それで終わることも ありますが、その後、手と足をいっしょに、大きくピクン、ピクンと曲げる様子が見られることもあります(間代性けいれん)。顔だけとか、手だけといった部 分的なけいれんではなく、体全体におきる、はなばなしい全身性のけいれんです。こんなけいれんが、短くて30秒ほど、長いと2、3分、平均すると1分前後続いたあと、力が抜けるように、けいれんがおさまっていきます。

引用元:ブックレット3「子どもと熱性けいれん」

うちのケースでは、口から泡をふくことはありませんでしたが、まずは痙攣から始まり、呼吸は止まり、顔は紫色になりました。

熱性けいれんは、乳児あるいは幼児にみられる、発熱によって起こるけいれん発作です。 熱性けいれん中に、子供は意識を失い、身体の両側の四肢をけいれんさせます。 子供の身体が固くなるだけだったり、手や足のような身体の一部分だけがけいれんすることもあります。 たいていの熱性けいれんは、1分ー2分続きます。数秒だけだったり、15分以上続くこともあります。熱性けいれんの多くは、39度以上の直腸温度でおこり、発熱の1日目に生じます。

引用元:熱性けいれん Q&A

うちの子の場合、1分から2分ほどだったと思いますが、正確には分かりません。

38℃ 以上の高熱に伴って乳幼児期に生ずるけいれん(ひきつけ)で、脳炎や髄膜炎など中枢神経感染症、代謝異常やその他明らかな痙攣の原因となる病気のないものをいう。小児科へ救急車で運ばれることが最も多い病気である。

引用元:熱性けいれん

どういう時に出るのか、まとめ

  • 高熱が出る、体温上昇時になる。発熱の1日目
  • 体が固くなったり、ビクビクとけいれんする
  • 呼吸が止まる
  • 意識がなくなる
  • チアノーゼ
  • 30秒から3分、長い場合には15分
  • 子どもの5%~10%が起こす。
  • そのうち3割が複数回起こす。
  • 成長するとなくなる。

高い熱が出る時、ということで、インフルエンザや突発性発疹の際に併発することが多いようです。

原因

原因については、はっきりしないようで、調べてもあまり良くわかりませんでした。小さな子どもの脳では、熱が上がることにちゃんと対処することができなくて起きてしまうらしいこと、両親のいずれか、または、両方が熱性けいれんを起こしたことがあると、その子も起こす可能性が上がること、などがわかっているようです。

うちのケースでは両親ともにやったことがありませんでした。

影響

脳に障がいが残ることはなく、知能に影響が出たりしないようです。

熱性けいれんは両親をびっくりさせますが、そのほとんどは無害です。 発作中に、子供が転倒して怪我したり、口の中の食物あるいは唾液で窒息するかもしれないという可能性が多少あります。 発作時の応急処置を適切に行うことにより、これらの危険を避けることができます。(次項参照)
熱性けいれんが脳障害を引き起こすという証拠はありません。 大規模な研究で、熱性けいれんを起こした子供が、普通の学校に通い、成績も熱性けいれんのなかった子供たちと変わらないことが分かりました。 発作が非常に長かった場合(1時間以上)でさえ、ほとんどの子供は完全に回復します。

熱性けいれん Q&AのQ4「熱性けいれんは有害ですか?」

このことを知っているだけでも安心できると思います。

てんかん

ただし、その後てんかんに移行する場合があり、以下のケースの場合には注意深く観察する必要があるそうです。

てんかん発症に関する要注意因子

  1. 熱性けいれん発症前の明らかな神経学的異常(脳性マヒ、精神遅滞、小頭症)もしくは発達遅滞
  2. 部分発作
  3. 発作の持続が15~20分以上
  4. 24時間以内の繰り返し
  5. 発作後のマヒ
  6. 両親、同胞におけるてんかんの家族歴

7才までにてんかんを発症する確率は、上記の因子が無い場合(熱性けいれん全体の60%が該当)1%。1因子のみ陽性の場合(34%)2%、2~3因子陽性の場合(6%)10%である。

引用元:熱性けいれん

単純型と複合型

以下の項目にすべてあてはまればある程度安心な単純型、ひとつでもハマらないものがあれば複合型で経過の観察が必要なものという分類があるそうです

  1. 初めてのけいれんが、生後6か月~4歳くらい。
  2. その時の熱が38℃以上。
  3. 発作が、おおよそ15分以内で自然におさまっている。
  4. 発作の様子が、左右対称である。
  5. 発作のあとに、意識障害や麻痺をおこしていない。
  6. 1日に多くて2回程度まで。
  7. 1年に多くて4回程度まで。
  8. もともと知恵遅れや脳性麻痺などの、脳の病気を持っていない。
  9. 脳波の検査をしても、大きな異常がない。

このあたりのことは、お医者さんと丁寧に調べる必要がありそうです。

対処法

対処法をよく知っておくことで、いざというときに必要以上に慌てなくて済むと思います(とはいえ、やっぱりびっくりすると思いますが・・・)。

応急処置について

何も特別なことをしたり、薬を使ったりしないで、数分以内に自然に止まります。脳に障害をおこすこともありませんし、まして、命に関わるようなことはありません。一時的に呼吸はとまりますが、けいれんがとまれば息を吹き返し、意識ももどります。<中略>まず、落ちついてください。必ずけいれんは止まるし、けいれんで死ぬことはないんだと信じて。そして、けいれんをおこしている子を楽な姿勢にしてください。そっと寝かせてあげ、吐いてもつまることのないように、顔を横に向けてください。

引用元:ブックレット3「子どもと熱性けいれん」の「2.もし、熱性けいれんをおこしたら」

落ち着いて、楽な姿勢をとらせ、誤嚥を防ぐために顔を横にしてあげるのが基本なようです。

  • 危険なものではないから、慌てない。ひきつけを起こした時間を記録する。
  • 口の中を見て、舌をかんでいなければ指や割りばしなどを口に詰め込まない。
  • 下顎に手を当て、上へ押し上げて気道の確保に努め、呼吸しやすいように衣服をゆるくする。
  • 体温を測定し、発作の長さと性状(左右差、一部分だけのけいれんかどうか)を観察記録する。
  • 顔を横向きにして、嘔吐しても気管に吸い込まないようにする。

引用元:熱性けいれん

こうしてみると、余計なことをしない、気道確保や誤嚥の防止に徹して、余計なことをしないのが大事なようです。

私はこうした知識がなかったため、救急車を呼ぶように妻に頼んだ後、口から息を吹き込んだり詰まっていた鼻を吸ったり、胸を押したりしてしまいました(この時たくさんの痰を外に出すことができましたが、必要なかったようです)。知らないと本当に焦って色々やってしまいます。

歯を強く食いしばっていて、そのせいで呼吸ができないのかと思い、無理やりこじ開けるようなこともしましたし、閉じていく口を留めるために近くにあったものを歯に挟もうともしました。指も怪我しました。ですが、これも噛み砕いて怪我のもとになったり、壊れたものが喉に詰まったり、嘔吐を引き起こしたりするため、むしろ有害な行為だそうです。

観察

次に、観察も重要です。

落ち着いて、注意深く、子供を観察します。 怪我をしないように、子供を、床あるいは地面のような広くて安全な所に横にします。 けいれん中に子供を抱きしめたり、押さえつけてはいけません。 窒息しないように、子供を横向きかうつ伏せにします。できれば、口のものをすべて優しく取り除きます。 けいれん中に子供の口に何も入れてはいけません。 口に入れたものが壊れて、子供の気道を塞いで窒息させるかもしれません。 発作が10分以上続く場合には、けいれんに対する処置を受けるために、最も近い病院へすぐに連れて行ってください。 一旦発作が終了したら、子供を熱の原因をチェックするためにかかりつけの医師の診察を受けて下さい。 子供の首の後ろが硬かったり、ぐったりしていたり、あるいはたくさん嘔吐した時は、特に急いで連れて行って下さい。

引用元:熱性けいれん Q&A

119番した時に会話した電話の向こうからの助言、到着した救急隊員の方や病院の先生に、けいれんを起こしていた時の子どもの様子について、何度も確認されました。こうした情報が、害のない熱性けいれんなのか、他の原因がある別の症状なのかを見極めるために必要なのです。

ほんとうに難しいことだと思いますが、落ち着きましょう。うちでは、何分くらいけいれんしていたのか、きちんとした数字を出すことができませんでした。以下のことを意識できるとよいと思いました。

  • どのくらいの時間けいれんしていたか
  • けいれんの仕方(左右対称か、左右のどちらかだけか。体の一部だけだったか)
  • けいれんしてから、意識が戻るまでの時間
  • 呼んでみて、目を合わせるかどうか

対処法についての感想

ことが起こっている時には、本当に不安で冷静でいることは難しいかもしれません。ですが、余計なことをしないで気道確保などのみにする、きちんと様子を覚えておいて医者の診察時に正しい情報を伝える、ということはとても大事だと思いました。

参考リンク:厚労省などの公式文書や医師のブログ、一般の方々の体験記

下記を参考にしました。

概要の把握

体験記

以下は、子どもが熱性けいれんを起こした親のブログ記事です。

インフルエンザとの関連、予防接種について

インフルエンザとの関連、熱性けいれんをやったことがある子どもと予防接種については、以下が参考になりました。

小児科の先生や医師のブログなど

親御さんのご両親の友人のお医者さんと、その知人の小児科の先生が書かれた資料を掲載しているブログ

一般の方で、きちんと対処できた方々のブログ

以下の方々は、きちんと様子を観察できた方々。すごいですね。

記事を書くにあたって

今回、こうした診断や対処法に関連する記事を、医療関係者でない私が書くことについて考えました。

が、医師や厚労省の記述や、一班の方々の体験記を読むことで助けられてこともありますし、先に少しでもこうした情報に触れていたら、対処も気持ちも随分と違っただろうと思って書かせていただきました。

5%の子どもに起こるのであれば、こうした情報はもう少し共有されてもよいと思います。また、繰り返しになりますが、素人の情報まとめになりますので、詳しくはかかりつけのお医者さんや書籍などにあたって見ることをおすすめします。

シェアのお願い

この記事は、毎日500人以上の方に読まれています。

でもおそらくは、自分の子どもが熱性けいれんを起こしてから検索して読んでくれているのだと思うのです。読んでくれた方の感想ツイートなどを拝見すると、読んで安心したという声と一緒に、「先に読んでおけばちゃんとできたのに」というのも多いです。

私もこの記事は、もっと早く知ってればちゃんと対処できたのにな、という気持ちで書きました。

そこで、この記事をご覧になった方の中で、小さいお子さんをお持ちの友人がいらっしゃる方は、この記事のことを教えてあげてくださいm(_ _)m

この記事のURLは、http://blog.colog.jp/2013/01/23/2785/です。また、記事の後ろに、TwitterやFacebookのボタンもありますので、使ってみてください。よろしくお願いします。

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Author: papa

西川伸一 年齢:32歳 仕事:二児の父。WEB制作、ディレクションの受託をしているかたわら、ころぐの開発と運営をしています。ノビル株式会社代表取締役。 twitter:@shinichiN

4 Comments

  1. うちは,7歳で初めて熱性けいれんをしました。本当に死んでしまう!と,思いました。
    大きくなってのけいれんはてんかんを疑われ,それから毎年脳波の検査を受けています。
    いつどこで,てんかん発作がでるか,,と,思うと,不安でなりません。
    日々の生活は過ぎ去っていきますが,あの日のわが子を失うかもしれないと思った恐怖感を忘れず,平穏な日々をありがたく感じていたいと思います。

    • EHさん、こんにちは。
      本当に怖い思いをしますよね。

      >「日々の生活は過ぎ去っていきますが,あの日のわが子を失うかもしれないと思った恐怖感を忘れず,平穏な日々をありがたく感じていたい」

      いい言葉ですね。うちの子は小さいころなので、EHさんが抱えれおられる不安は持っていないのですが、日々、そういうことを感じながら生活していきたいと僕も思います(わがままにダダを捏ねられたりすると、「もっと平穏な日々を・・・」などと思ってしまうこともありますが(^_^;)

  2. 初めまして。今シーズンのインフルエンザ(B型)で、熱性けいれんを初めて経験しました。

    私は医療従事者で、知識としてはある程度知っていましたが、実際我が子に起こった時は
    正直焦りました・・・(しかも、車の運転中だったので)

    大丈夫のはず・・・とは思いながらも、チアノーゼをおこし、口から泡をふき始めたときは、もしかしたら・・・!?と、相当動揺しました。その後、病院で座薬を入れてもらい、無事に回復しました。

    決して恐れる病気ではないですが、熱性けいれんのことをあまりご存じない親御さんが
    初めて体験した時の動揺は相当なものと思います。

    小さなお子様を持つ全ての親御さんに、乳児健診などでもっと発信するべきだと感じました。
    こちらのブログでは、とても丁寧に、解りやすく書かれていて、とてもいいと思いました(^^)

    • てかりんさん、コメントありがとうございます。そうなんです!せっかく健診やその他の機会がたくさんあるので、教えておいてくれると、みんなある程度安心ですよね。パニックにならないというか。。。

      実は今、熱性痙攣を経験した上の子がまたインフルエンザ(B型)にかかっているので、熱が上がってくるとドキドキしてしまいます。

      ちなみに、今、タイのバンコクで暮らしているのですが、こちらの病院では熱が上がると、日本よりも早いタイミングで解熱剤をあげています。直りが遅いということも聞きますが、やっぱり安心です。

      コメントありがとうございました。折にふれて、この時の経験のこと、思い出しています。

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