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ポリオのワクチンが2012年9月から不活化になりました

ニュースで見ている人も多いと思いますが、9月1日からポリオのワクチンが従来の生ワクチンから不活化ワクチンへ一斉に変更になりました。今回は、この変更に伴い、ポリオワクチンについて気になるポイントを簡単にまとめてみました。

ポリオワクチンってなに?

ポリオワクチンは急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)を予防するために行う予防接種です。

従来の生ワクチンでは10年間で15例、ワクチン接種後に手足に麻痺が出る副作用が報告されてきました。今回の不活化への変更によってこのような副作用の心配がなくなりますので、安心ですね。

ポリオ(急性灰白髄炎)とはどういう病気?

ポリオは、脊髄(せきずい)の運動神経細胞(前角(ぜんかく)細胞)が破壊されて左右非対称性の麻痺を残す病気です。現在では世界中の一部の地域を除いてポリオワクチンによる抑制に成功し、まれにワクチンの副作用としてのポリオ様麻痺の報告があるだけです。
(参照元:gooヘルスケア、http://health.goo.ne.jp/medical/search/101C1300.html)

生ワクチンと不活化ワクチンはどう違うの?

今回、ポリオが生ワクチンから不活化ワクチンへ変更になりましたが、生と不活化ワクチンでは、ワクチンの作り方が異なります。

生ポリオワクチンには、病原性を弱めたウイルスが入っています。「生ワクチン」は、ポリオウイルスの病原性を弱めてつくったものです。ポリオに感染したときとほぼ同様の仕組みで強い免疫が出来ます。免疫をつける力が優れている一方で、まれにポリオにかかったときと同じ症状が出ることがあります。生ポリオワクチンは、経口の(飲む)ワクチン。

現在、その他、麻しん(はしか)や風しん(三日ばしか)のワクチン、結核のBCGが生ワクチンです。

不活化ポリオワクチンは、不活化した(殺した)ウイルスからつくられています。「不活化ワクチン」は、ポリオウイルスを不活化し(=殺し)、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くしてつくったものです。ウイルスとしての働きはないので、ポリオと同様の症状が出るという副反応はありません(ただし、発熱など、不活化ワクチンでも副反応が生じることがあります。)。不活化ポリオワクチンは、注射による接種。

現在、その他、百日せきや日本脳炎のワクチンが不活化ワクチンです。

(参照元:厚生労働省 ポリオとポリオワクチンの基礎知識、http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.htmlhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html)

今後のポリオワクチンの接種方法はどう変わるの?

不活化ワクチンへの変更に伴い、接種回数が不活化ワクチンでは初回接種3回、追加接種1回計4回へと変わります。(ちなみに、生ワクチンは計2回でした。)

標準的な接種期間は以下です。※以下期間を過ぎた場合でも、7歳半までであれば接種が可能になりますが、万が一ポリオにかかってしまうことを考えると、推奨されている以下の時期に行なっておきたいですね。

  • 初回接種(3回):生後3か月から12か月に3回 (20日以上の間隔をおく)
  • 追加接種(1回):初回接種から12か月から18か月後(最低6か月後)に1回

今後のポリオワクチンの受け方:

  • 生ワクチン・不活化ワクチンのいずれも未摂取→不活化ワクチンを計4回接種
  • 生ワクチンを1回接種済み→不活化ワクチンを3回接種
  • 生ワクチンを2回接種済み→不活化ワクチンの接種は必要ありません

詳しくは、こちらの記事(朝日新聞「ポリオ不活化ワクチン接種、始まる まひの副作用解消」,2012/9/1記事)を参照してみてくださいね。

 

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Author: mama

名前:Mariko Nishikawa 仕事:PR会社に勤務で現在二人目の子どもの育休期間を終えて、2013年4月頃から職場に復帰復帰しました!

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